冬至を前に
明日は冬至ですね。
夏至や冬至は、それまでの結果がでやすいともいえますが、10月終わりごろからの注意喚起の結果も前倒しのように出ている人たちがけっこういます。
共通しているのはハラスメント。
セクハラ、パワハラ、モラハラなど、言葉はいろいろありますが、加害者側に立つ方もいらっしゃいました。
しかし、よくよく話を聞くと、互いに過剰になってしまった結果も時にありそうです。
これからこういうことが続くといわれており、今の時点でこれほど周りにいることを思うと、この先どうなっていくのかな、という感じがしています。
その場で何事もないかのように見えても、あとで問題にされることもあります。
問題解決はもちろんですが、そうならないように日ごろから気をつけておかないと、時に巻き込まれるようなこともあります。
あぶりだされた問題は、解決することでよりよくなっていくこともありますが、自分を取り巻く環境が大きく変わることに耐えられない人もこれからは増えていくように思います。
エゴのチェックとコントロールで、自分が生きづらくなっている行動の根本にある思い込みに気づく機会とできれば、そこを変えることでよりよくは生きていけるようになりますが、自分を変える気がなく誰かに責任転嫁して逃れようとしたり、感情的になって問題解決どころか火に油を注ぐようなことをしてしまうと、人によっては取り返しのつかない結果を招く場合があります。
自分では「これくらいはいいだろう」と思っていても、相手がどうとるかはわかりません。
無意識に大丈夫と思ってスルーしてその場では気づかずやらかしてしまうわけですから、意識できない以上、どうにもできないでしょう。
未然に防げるかどうかはそれまでにそうならないことをやってきたかどうかです。
問題として現れたら、そこで解決に向けて取り組むだけですが、思わぬことでパニックになり、冷静さを欠いた判断でさらにおかしなこと積み重ねてしまうこともあります。
できれば、とりあえず一呼吸おくこと。
落ち着いて話を聞いてくれる人が周りにいれば、話をきいてもらうだけでもいいでしょう。
話をしながら頭の整理がついてくることもあります。
そして、自分がどう生きていきたいのか、どう解決することがそのためにいいのか考え、問題に向き合うことです。
コロナもそうですが、自分をしっかり生きよう、という肚がきまることが目的で、いろいろな事象が起きているように思えることがあります。
「ここまでは考えていなかった」という手痛い経験を次に活かせれば、そうならないためにここまで考える必要がある、ここも些細なようで大事こと、という風に気づくことができ、日常で具体的に視野を広げて、どう転んでもいいような選択ができるようになっていきます。
どう転んでもいい、というのは、生きづらくなりにくくなる、ともいえるでしょう。
投げやりになったり、感情的になったり、刹那的だったり、どれも自分が納得できて行動に移しているかもしれませんが、想定外なことがその後あると、生きづらくなります。
自分ではこれが正しいと思っていても、社会生活を行う上ではこうなっていますよ、ということを無視して問題提議されてしまうようなことを積極的に行えば、あとで困ることもでてきます。
いろんなことを想定して、そのうえで選択すれば、問題が起きづらい選択を選びやすくなります。
想定する、というのは、そういうことが「ある」と存在を認め、それを踏まえて考えることです。
見落としがあれば、それが想定外になりますが、ある程度わかってくると、全部を知らなくても共通することで判断もできるため、それなりに社会経験を積んだり、なにかを深めて経験していれば、そのことを具体的に知らなくても判断できることが増えていきます。
経験があっても間違った思い込みであれば、判断ミスにつながりますが、そこでその間違いに気づければ修正してよりよくしていくことで、その先の生きづらさを軽減できます。
生きやすくしていくのは、時間がかかります。
自分には大変に思えても、それをクリアできる人がいるのであれば、時間がかかってもあきらめなければ解決できる問題です。
ただ、今それを解決できるかは別です。
必要性、優先順位、自分がそれをやりたいのか、など、いろいろ考えながら、行動にうつしながら、よりよく生きていくことを身に着けてもらえたら、と思います。
10年前の生き方をいまも続けていたら今どうなっているだろうか、と考えてみてください。
今のほうがよりよくなっていると思えるのであれば、その理由を考えてみてください。
具体的に「こういう思い込みを変えられた」と言葉にできれば、その分だけ成長したといえるかもしれません。
それがこれから先、自分を信じる一つの足場になっていきます。
いろんなことがあって振り回され、足場が揺らぐこともありますが、その足場をつくるのは自分自身です。
がんばってください。