◎下からの突き上げ
１０月の終わりごろから始まっている意識の世界の変化があるようです。
変化の波が大きくなっていく、と前回書きましたが、内面ではそれが始まっているようです。
「下からの突き上げ」という言葉はおかしいかもしれませんが、深い意識から私たちエゴの意識に突き上げてくるようなことが、いま起きているといわれています。
ここで聞きなれた言葉をつかうと、集合意識のブレや気づきのようなものが不意に意識にあがり、ともすると振り回されてメンタルが参ってしまうようなこともある、ということでした。
あまり見えない世界のあれこれを書くと、そこに逃げて特別視が強まったり、責任転嫁して向き合うべき問題から目を背けてしまう人もいるので、それは各自で気を付けてください。
話がややこしくなるので省略しますが、総決算や変革や大峠といった表現に現れているような時期を、いま私たちは過ごしています。
諸事情があるのでしょうが、当初思っていたほど大変さを感じていない人もいるかもしれません。
それはそれで、問題少なく過ごせているなら何よりです。
しかし、ここにきて気持ちの大きな揺らぎを感じている人も少なからずいます。
エゴのチェックとコントロールという言葉を知り、その意味の理解に努めて日々過ごしてきた方たちでも、今も含めたこれからは、集合意識からの唐突な感覚に呑まれて、自分を見失いがちになることもあるようです。
より大きな負荷が内面からもかかり始めている状況です。
それが１０月の終りごろから活発化しており、日本に関して言えば一見穏やかに過ごせるようになってきていますが、その内面のあおりを食らっている人からすれば、不意を突いて否定的な感情が急速に高まってしまうため、メンタルが参ってしまっている人もいるのではないでしょうか。
集合意識から突き上げが来たとき、これまで取りこぼしてきたり、先延ばしにして改善できていなかったエゴの歪みが残っていると、それが取っ掛かりになって感情の高ぶりで衝動的になったり、その影響で膨らんで生じた過剰なエネルギーが行き場を失い、それが他者に向けば「言いすぎ」たり「やりすぎ」てしまうでしょうし、自身に向けば、ネガティブな感情で自己否定がいつも以上に強く長く続くこともあれば、ケガをしたり事故をして発散しようとすることもあります。
過剰なエネルギーがあるこの時こそ、日ごろから意識してきた方向性に向かう取り組みに注ぎ込むことで、大きく成長したり全身することもできるのですが、方向性を出せていなければ自分を見失って上記のようなネガティブなエネルギーの使い方になってしまいがちです。
時間がかかっても、制御しながら方向性に向けて動こうとしていれば、そろそろ行動もかみ合ってきて、取り組みの結果が出始めている人もいます。
総決算の時期における学期末試験のようなものでしょうか。
集合意識から上がってくる様々な感覚は、総決算の今の時期に互いに助け合って高め合っていく可能性があるからこそ生じるものなのですが、一方で互いの足を引っ張るかのような感覚も上がってきているのです。
自分を生きている人ほど、一度はそういう感覚にとらわれ掛けますが、すぐに気を取り直したり軌道修正を無意識にかけることで、問題少なく次に進んでいます。
それはこれまでの取り組みがあればこそ、です。
ここまでやらないとやったとはいわない、という基準があります。
どれだけ自分がやってきた、と言い張っても、いざ本番で役に立たなければ意味がないのですから、反発したり自己主張して意固地になっているくらいなら、そこは自分で気づいて改めた方がいいでしょう。
なぜなら、停滞や膠着ではなく、その方がよりよくなっていくのですから。
このことに至る永い永い経緯があるようで、宇宙の収縮と拡張の話、否定と肯定、濃縮された歪みの解消のための分担作業、などを経て、いま総決算を迎えている、というお話でした。
内面の激しい揺らぎが、時に私たちを強く揺さぶります。
これからその度合いや頻度が増すかはわかりませんが、これから数年は続くようです。
ここやはじめのブログでも書いていますが、コロナの後遺症も大きな問題になっていく可能性があります。
ただ、後遺症が１００％出るわけではなさそうですし、もともと万病のもとといわれてきた風邪を上手に経過することで、人は丈夫になることもありました。
進歩や進化という道筋を経て、新たな時代を迎えていく可能性もあるようですので、今できることややるべきことをまずはやり、自分の目指す方向に向かって歩みを進められるように行動し続けるといいでしょう。
いま世の中は現状維持にむかって動いています。
バイデンさんだろうとトランプさんだろうとプーチンさんだろうと、大筋大して変わらないと思っています。
誰かや何かをあてにしている限りは、情報に振り回され続けます。
特別なことを求めれば、身の丈に合わないことで無理が生じておかしくなったり足もとをすくわれます。
そんなに器用な人はあまりいないのではないでしょうか。
目の前の手の届くところから一つずつ取り組むことで、経験値が増えて足場ができ、能力が高まって選択肢がひろがり、できることが変わっていきます。
大変なこともあるでしょうが、今までの自分の人生を肯定し、それを踏まえて前に進もうとすることで、自分を見失うことなく自分を生きていくことができます。
自分を生きていく時、自分で判断する基準は、自分の中の感覚によるものが大きいと思っています。
他国の人たちの感覚や文化などはわかりませんが、「腑に落ちる」という言葉にあるように、身体感覚として私たちは納得することがわかります。
それは誰かをあてにするものでも、なにかに依存するものでもなく、自分でわかるということです。
しかし、それもいきなりわかるわけではありません。
なにかやるごとに、微細な感覚や経験を積み重ね集積することで、より確かな感覚としてわかるようになっていけます。
日々の何を積み重ねれば、自分が目指すところに行きつくのか考えてみてください。
それもすぐに答えがでないかもしれませんが、あきらめないで求め続けると、答えではないヒントばかりかもしれませんが、なにか見えてくるものがあります。
ひろかねさんにおしえていただいた全肯定という言葉をここで知った方は、どこかでそれを求め続けてきたからこそ知ることができたものではないでしょうか。
それが自分の生きる目的に合致しているとおもえたなら、ここに書いてあることやはじめのブログに以前書いてきたことが役に立つはずです。
自分を生きることで、この先、各々の活路を見出していってもらいたいと思っています。
