社会性について

◎社会性について

 

先日ひろかねさんからお話を聞いたとき、ある程度自由を認められる世の中であれば、社会性も必要ないと言われました。

 

しかし、今の時代はまだそこまで至っておらず、周りや他人のことを考えられなければ、協力してもらえないどころか邪魔をされることさえあります。

 

私たちは考えなしにやることで、思うように生きられないような結果を招くことを繰り返します。

 

社会性というと、みなさんはどのようにお考えでしょうか。

 

問題を起こさないことを意識する方は多いと思います。

 

周りの人たちに足並みをそろえることで、なるべく問題を起こさないことで、社会性がある生き方ができていると考える方もいるでしょう。

 

それはそれでいいのですが、自分が犠牲になっていないかも考えるようにしてください。

 

自分がやりたいこともあれば、いやなこともあります。

 

それらを考えることなく、納得しないままに周りにあわせることを最優先すると、我慢して不満をためつづけることがありますし、自分の思うようなことができないばかりに、その我慢のあとで思うようにいかない現実が結果としてやってきます。

 

今回の緊急事態宣言でも、「自粛」を「外に出てはいけない」と解釈したり、「人と接触してはいけない」と思い込むと、誰とも合わないために引きこもる人もいます。

 

 

 

 

◎いまはどういう世の中か

 

国や地域によってロックダウンの内容が違いますが、日本の緊急事態宣言は自粛要請だったため、そこまで厳しいものではありませんでした。

 

そこで私たちは何をどのように考えていくといいのでしょうか。

 

感染源になりたくない、迷惑をかけたくない、そういう気持ちもわかりますが、私たちが生きていく上での前提からものを考えていかないと、あとで後悔することもでてきます。

 

なんども書いていますが、

 

 ・この世の中はいまお金中心でまわっています

 

 ・私たちは食べていかないと生きていけません

 

 ・食べていくために、いまはお金が必要です

 

 ・お金は働いて手に入れることになっています

 

 ・多くの人が働かないと食べていけない世の中になっています

 

こういうことを踏まえて考えていく必要があります。

 

日本を含めた各国の自粛やロックダウンの政策の是非は個人で考えてもいますぐどうこうできることではないため、考える優先順位としてはあまり重要ではありません。

 

それよりも、今自分がその中でどうやっていくのかを考え行動に移していくことです

 

 

 

 

◎あとで後悔するくらいなら今考えてやればいい

 

すでに経済的に苦しい方もいれば、いま貯えがあって問題なく過ごせている人もいます。

 

しかし、その貯えもこの先どうなるかはわからないことです。

 

働けなくなってから困るのであれば、働けるときに働いてお金を稼ぐのは当たり前の話です。

 

それは自分が生きていくうえで必要なことなので、「どう働くか」をまず考えるのです。

 

しかし、今回の自粛要請に際し、生きていくために働いているという自覚がないことで、それを二の次に三の次にしてしまった方もいると思います。

 

「働かない」という選択は最後とはいいませんが、最初に考えることではありません。

 

日ごろしっかり働いていてある程度余裕があり、体を休めることを優先したいと思うなら、あとでそれで困ったとしても自分が納得できれば、自由があるのでそれでいいのです。

 

業種によってはある程度の制限がありますが、一定のルールを守って「どうやって仕事をするのか」考えれば、できることもあるはずです。

 

敵対するようなことを声高に主張すれば反発されるのは当たり前ですから、わざわざトラブルを起こしたり人が嫌がることを自分から言う必要はありません。

 

そこはよく考えて、気になる方は「こういう対策をしています」ということを張り紙などで告知してもいいでしょう。

 

例えば、マスクをして消毒を見えるところに置いておく、対策として人数制限や営業時間を変えて表示したり協力要請する、派手に宣伝しないで「お得意さん相手にやってます」といった感じで目立たない工夫をする、などできることはあります。

 

実際、今回営業を続けていたお店などがやっていたことを考えれば、「これくらいやっていれば営業に支障をきたすほどの文句は言われない」というなんとなくの基準があることがわかります。

 

「迷惑かけないようにやってますよ」と、いえるだけのことを事前にやっておけば、自粛警察と呼ばれる人たちが来ても、ある程度臨機応変に対応できます。

 

極端に聞こえるかもしれませんが、考えなしに生きている人間の言うとおりにしても、幸せに生きていけるでしょうか。

 

そこはそこで相手に合わせて対応すればいいのです。

 

今回のような場合に「生きていくために稼ぐ」ことを考えなしに我慢すれば、自分を犠牲にすることもあります。

 

自粛が解除されてお店を再開しても、うまく回復すればいいのですが、客足が遠のき売り上げが落ち、給付金や補助金の手続きが段取り悪くスムーズにいかないうえ、借金してもその先も業績が上がらなければ、「あの時もっと考えて、賢く仕事を続けるんだった・・・」と後悔するのではないでしょうか。

 

後で後悔するくらいなら、いま頭を使ってできることを頑張ってやることです。

 

すると、言われるがまま言いなりのように従うのではなく、自分で判断して自分を生きるということを実践していくことになります。

 

 これは商売をやっている人向けに書いていますが、主婦をやっている人であっても働く旦那さんに対してのかかわり方で、自分のその後の生活がずいぶんと違ってきます。

 

お金を稼ぐことは大変なことですから、互いの意思表示をしてコミュニケーションをとることはもちろん、やさしく声をかけたり体をいたわること、美味しい食事を作ることや家をきれいに片づけ掃除すること、そうしたことで少しでも気持ちよく働くことができるかもしれません。

 

それを、働いてくることが当たり前、私の方が疲れているしよくやっている、もっと稼いできなさいよ、という態度で接していたら、やる気なくしますよ。

 

また、男性は合理的に話をしたがるので、意味のなさそうなことをだらだら話されるよりも、大事なことを簡潔に伝えてもらいたいと思っていることが多いようです。

 

それに対して、女性は話し続けることが敵意なく親しみのある証と思い込んでいることがあり、疲れて帰宅した男性に一方的に話続けることもあります。

 

相手のことをよく考えて話をしないと、仲良くなるなりのことをやっているつもりで、実は嫌がることをしているかもしれません。

 

場合によっては、個々の意識の変化が激しくなる分、これまでの関係性が急速に変わることもあります。

 

コミュニケーションをとる中で相手のことを知り、相手が喜ぶことを考えるようにしていくと、一緒に過ごすことが楽しくなりますし、働く意欲もわいてきます。

 

自分が何を望んいるのか確認しながら、それぞれの立場でやれることを考えてみてください。

 

 

 

◎後ろ指指されない生き方

 

私は、その社会で問題少なく生きていける能力があることを社会性と考えていましたが、ひろかねさんからは、「後ろ指指されない生き方」とわかりやすく教えてもらいました。

 

そこには、周りの嫌がることをしないということもありますが、きちんと生きていけるなりのことをやっていないと、そうはならないと思います。

 

今この世の中で生きていけるなりのこととは、しっかり働いてお金を稼ぐことです。

 

社会生活を送る上であれこれ損得考えると思いますが、自分の幸せやエゴの特性を踏まえて考えると、まず自分のことをきちんとすることから考えるといいでしょう。

 

自分がこの世界で生きていけるなりのことを考え、そこからその他のことも順次考えていくと、自分のことだけ考えていてもうまくいかないことがわかってくるので、社会性も身についていきます。

 

これからも社会全体が大きく揺れ動くようなことが何度も起きてくるようですので、今回のことを踏まえて自分のとった行動をよく見直し、問題に気づけたならなるべく今のうちに課題をクリアしておくといいでしょう。

 

ある方向に世の中が移行していくとき、私たちは自分を生きる中で、必要なインスピレーションを徐々に下せるようになっていきます。

 

なぜそうなっていくかといえば、その途上であるこれからの時代を生きていくためにも、それが必須の能力だからです。

 

その取り組みとして段階的に力をつけていけるようになのか、これから起きる事象や問題など、徐々に負荷が強まっていくようです。

 

ですので、その都度自分の方向性を確認し、大事なことは何か考え確認し、改善点が見つかれば早め早めに取り組んでクリアしていくことで、その先のより大きな負荷や持続的な負荷に対処できるだけの力をつけていく機会にすることができます。

 

しかし、先送りにすれば、その分だけ次のハードルが高くなります。

 

いま目の前に課題があるうちに少しでもクリアしておくことで、そのハードルを下げていくことができるので、やれるうちにやれることをやるようにしていただくといいでしょう。

 

 

 

 

◎開ける展望

 

昨日いらした方とお話をしていて、その方に対して感じる展望が2か月前とずいぶん変わっていたので、正直戸惑いました。

 

しかし、その方が成長したことで、選択の幅や可能性が広がったことが分かり納得しました。

 

人の進歩はそれぞれですが、なかにはびっくりするような急成長をする人も現れます。

 

夏至の頃にそういう変化が一時高まりそうです。

 

地道な取り組みで華やかさを感じることがないケースも多いですが、これまでやってきたことがその方の展望の中で花開くように感じられることで、新たな時代が始まろうとしていることを感じます。

 

人によってはいま苦しい方もいるかもしれませんが、そんな時こそ、これまで自分がやってきたことを一つずつ思い返してみてください。

 

これから花開くかもしれません。

 

あきらめる前にできることがまだあるはずです。

 

 

 

 

◎余談

 

4月27日のブログで書いた内容ですが、あの時に鎮静化することなく群発化した状態が続いたので、やはり震度6程度の地震の可能性はいまなお残っているようです。

 

念のためご注意ください。