◎船頭多くして船山に上る
一昨日受け取ったインスピレーションですが、これからの政府の政策や諸問題に対して、「船頭多くして船山に上る」という言葉を受け取りました。
それぞれの利害や思惑、エゴの都合に勝手な判断、意思疎通や統率の問題、後手後手の対処に責任転嫁に手柄の奪い合い、そうした諸々のことを集約したバラバラな対応で、思いもよらぬ(思わしくない)展開になっていくということのようです。
今これを書いていて、
これからますます考えて生きていかないと
言われるがまま鵜呑みにしていては
どうにもならないところまで行きついてしまい
そこで行き詰まることになるからね
といわれました。
メディアを通して受け取る情報に対して、私たちはありえないくらい無防備になっています。
社会的な大問題がおこったことで多くの人たちが困窮する一方、少し落ち着いて周りを見渡してみると、その陰で自分たちが得するように取り組んでいる人たちもいます。
世のため人のため、これが無いとこれから先安心して生きていけないんでしょ?と、やさしく手を差し伸べるかのように振舞っている場合、杖という目先の安心を与えて、自力で立つ足の力を奪っていることもあるのです。
「それが自分の役に立つのか」
この言葉で考えることを、私はひろかねさんから教えてもらいました。
◎自分から罠にはまりに行く人たち
いまこの時期、大きく囲い込まれて自分から罠にはまりに行くかのような人たちがあまりに多いことに驚かされます。
(私が気付いている範囲での話なので、私自身も気づいていないだけで、今のレベルに応じてそういうところがどこかにあるだろうと思っています。)
しかし、今まで気づかなかっただけで、これまでそうしたことは何度もなされてきたからこそ、これほどまで大胆に囲い込みが行えるのだということもわかってきます。
スピ系の人の話をネットなどで見聞きしていると、変革を望む人たちが多くいて、そういう人たちの中には、搾取構造の破壊を望み、変革を期待し、アセンションして別ステージの世界へ移っていけると信じているようです。
それは好きに考えればいいことですが、そこからさらに、自分は蚊帳の外に置いておいて、自分では受け入れられなかったり気にいらない仕組みだけが壊れ、自分はほぼ無傷で新しい時代を迎えられると思い込んでいる方がいるようで、それにはちょっと驚かされます。
ひろかねさんに言われたことですが、私たちが通常気づけないくらい根深くはびこっているような仕組みならば、全部をしっかり壊さないことにはそれらが変わるはずがなく、全部壊れるということは、そこに自分も含まれているということです。
ここを見ている方の多くもそうでしょうが、具体的な取り組みをしていないのであれば、この先で待ち受ける自分のやってきた結果は、そういう方たちと大差ありません。
私もまだまだ考え足りないと思いますが、みなさんもそれぞれに課題があるからこそ、今この時期をゴールできていない状態で過ごしているのですから、よく頭を使って考え判断し、しっかり行動に移していかれるといいと思います。
◎どう過ごすのか
GWだから休みます、という方も多いと思います。
家族の都合もあるでしょうが、この時期にそれを考えずにやっている人は、自分がどういう立場なのか考えてみないと、それどころではない状況の方もいると思います。
在宅ワークに切り替えて、うまくいっている方は誇らしげにアピールしていますが、家族と暮らしていて、仕事に専念できる環境ではない方の方が多いでしょうから、生産効率は格段におち、焦りを感じている人も少なくないはずです。
多少成績がおちても、会社からはコロナのことを考慮して大目に見てもらえると思っている方もいるかもしれません。
しかし、この先会社そのものがつぶれかねないようなところがどんどん出てくると、その理屈にもならない理屈がどこまで通用するのでしょう。
リストラや減給に給与不払いや滞納など、それらはこれから当たり前になるでしょう。
会社によっては、待遇がよくなったり、仕事の負担が減って前より働きやすくなるところも出てくるかもしれませんが、それが自分の勤める職場かどうか、考えればわかると思います。
好きに生きればいいので、休みたければ休み、やりたいことがあればやればいいのですが、考えなしにやれば自分を生きづらくすることもある、そのことを、これまで何度も伝えてきています。
今週に入りネット上で、仕事での経済的なことを理由に自殺した方の話を数件見かけました。
たまたまなのか、どの方も会社やお店をやっていた方のお話でした。
主に4月頃からたった1か月ほど休んだり世の中の経済活動が鈍化しただけで、そういう決断に踏み切る方もいるような状況なのです。
そのうえで、緊急事態宣言による自粛が5月末まで延期されそうなのですから、気分のいい展開が待っているとはとても思えません。
いまできることを一つでも見つけて、早めに取り掛かっておいて後悔ないと思います。
◎進化を目指すのであれば
これから何が起きるのかわかっていれば、前もって対処できる、ということはあると思います。
時にそれを利用して、他の人たちよりも優位に立つ人もいます。
それを少しでも期待してここを見ている方もいるかもしれませんが、そんなことよりはるかに大事で役に立つことを、これまでずっとあれこれ書いてきました。
今回は総決算と呼ばれる時期であり、何が起きても死ぬ人は死ぬし、生きる人は生きます。
人のエゴで小手先合わせて難を逃れるよりも、新たな時代で生きていける資質を獲得していくことです。
方向性をだしてやることを真剣にやっていれば、おのずと自然の営みに同調するようになっていきます。
人間の浅知恵で小手先合わせても、我々のちっぽけな手で全体の動きに合わせられることなんて、たかがしれています。
全力で生き、くじけそうになっても、あきらめかけても、それでも必死で生きて、懸命に動いて、無い頭を振り絞って、少しでもわずかでも自分の役に立つものを見つけて使えるものを増やし、実生活では自分の役に立たないエゴの歪んだ損得勘定ではなく、大きな視点で後悔ない取り組みに集中できるようになって、自分が変わることで私たちは全体と調和した生き方ができるようになっていきます。
その方が自分にとって得でしょ、という言い方もできますが、そこには先ほどの歪みが入っていないのです。
損得もあっていいものです。
少しでも歪みを減らしていけばいいのです。
進化を目指すのであれば、「どんなものもそれを肯定したうえで、いかに歪みを減らして使えるか」に私たちは頭をつかうのです。
そして、全体と調和した生き方をしているからこそ、全託ということも意味を理解して実践できるようになっていくのです。
◎役に立たない余談 追い風の夢
皆さんにはまったく役に立たない余談です。
おそらく私個人のことのようですが、これから身に起こる急激な変化を思わせる夢を見ました。
すぐ、というわけではなさそうです。
そう遠い時期でもなく、目安としては、私たちの家族の周りがそろそろ落ち着かない状況になってきた頃、私個人に起こる展開を夢で象徴的に見せられたようです。
風に乗って飛ぶ夢なのですが、その風が途中から尋常ではないくらい激しくなっていました。
その夢について尋ねてみると、「追い風」と一言いわれました。
確かに、最初はやさしく包まれるようにふわっと体が浮き上がり、その後ゆらゆらと舞い上がりながらゆっくり風に乗って漂ってはいましたが、途中からジェットコースターのようになって身が持たないくらいの勢いになり、むしろ流されているともいえる感じがあります。
その後、意識を集中することでその状態はコントールできたようでしたが、はっきりとは覚えていません。
目が覚めた時に、以前見たコロナウイルスを思わせるメッセージ性のある夢と似た感覚が残っていたので、一応メモとして残しておきます。
明確ではありませんが、5月7日の満月から23日の新月、6月の6日の新月から21日の満月にかけて、それぞれが結構大きなエネルギーの転換期、と先月から感じています。
より具体的になにか感じることがあれば書いていきます。