言葉に現れる

◎途中まではわかっている

 

先日、ある方とのお話で、「感情的になって怒っても、いいことないのはわかっている」ということを言われました。

 

ここで気づいたポイントが2つあります。

 

・一つは、実際に日々繰り返して行動に移していることから考えると、この方には「怒ったりつよく言えば、自分に都合よく話が進む」という思い込みがあることがわかります。

 

・もう一つは、「感情的になって怒ってもいいことない」というところまではわかっているようですが、そこから行動をどう変えるのか自分の口からは言葉が出てきていないということです。

 

 

 

◎言葉にする

 

そこから話を続けたのですが、これまでそこから先の行動をどう変えていくのか考えようとしてこなかったことで、そのとき言葉が出てこないことがわかりました。

 

よくしたいという熱意の違いもあると思います。

 

その人の考え方や価値観に応じてエゴの損得勘定が働くため、まだ最初の思い込みの方が得だと感じているのかもしれません。

 

人によっては、そこでそうした思い込みを抱えながら、「できない」、「ダメだ」、と自分を責める癖がついて不貞腐れたり、いじけたりする人もいるのではないでしょうか。

 

しかし、そこで自分をよくすることをあきらめて考えることをやめるのではなく、少しでも自分の行動をどう変えるのか言葉にできれば、「感情的になって怒った方がうまくいく」という思い込みの方が強く働いていても、考えが少しは変わっているため、たとえわずかであっても行動が変わる可能性がでてきます。

 

方向性を出しているのであれば、それに照らし合わせて、自分ができる具体的な行動を考えることです。

 

 

 

◎言葉にできれば、行動も変わり始める

 

自分をよくしたいという思いがなければ、気づくこともないでしょうが、より良くという方向性を出しているのであれば、思いのつよさの違いはあるものの、気づきやすくなります。

 

例えば、「だから、次から感情的に怒らないように気を付けてみる」や、「怒るほどのことか一度考えてみる」と漠然とではあっても自分で言葉にできれば、実際にそうした場面になった時、そういうことが頭をよぎることで、それまでのように感情に呑まれてしまうことは減ります。

 

自分がどこまで言葉にできるのか、それによって、自分がどこまで考えているのかの確認ができるのです。

 

エゴのチェックをして、気づいたところからよりよいものに変えていく、コントロールする、これを自分のだした方向性に照らし合わせながらやっていくことで、自分を磨くことができ、進歩していくのです。

 

 

 

◎余談

数日前は静かにしていた黒い龍ですが、昨日その黒い龍から白い分身が発生して、また日本列島の同じようなところにかみついている映像を感じました。

 

ただ、台風19号の時と比べると、一回り小さい印象です。

 

とはいえ、規模がたとえ小さくても積み重なるように被災地を中心に雨が続いているのを見ると、水害の他に土砂災害などもこれから起きやすくなるかもしれません。

 

 

 

9月からの3か月も半分以上過ぎました。

 

阿蘇山や桜島の火山活動が活発化している中、大地の変動が加速するといわれていたことを、改めて思い返しています。

 

 

 

最近は自然災害などについて促されて書いていますが、読んでいる方たちに対してのあちらの意図は、自身に目を向けさせることだそうです。