◎いまの私の考え方です
エゴを肯定する全肯定の話を聞いてから、私の考え方が変わったものがいくつもありますが、その一つについてです。
それは、全体としての自然のあり方や調和の仕方が進化する、というものです。
「エゴ主体で好き勝手生きていると自然と調和しないから、自分をなくして自然に調和できるようにした方がいいのだろうか」、なんてことを、精神世界のことを知るようになったころだと思いますが、漠然と考えていました。
この考え方は、「自然に還る」という言葉をもとに考えていたため、全体としての自然はそのままに、エゴの私は源に戻っていく、という考え方でした。
しかし、ただ戻るだけだと経験値が増える違いはあっても、新たなよりよい考え方が生まれていなければ、そこには進歩や進化がありません。
全肯定の理解がすすむにつれ、方向性を出してエゴをよりよくしていき、互いの自由を認め、不満を残さない生き方ができるようになっていくことで、私たちはいつかエゴの完成形にたどり着ける、そのことが理屈でわかってくると、自分をなくすのではなく、自立に向けて自分をしっかり生きられるようにしていくことで、互いを損なわない調和が成り立つ可能性もあると、考えられるようになってきました。
そういう自立した存在の集まりとしての全体は、これまでの自然とは異なる在り様となり、個々の存在を認めたうえで調和もしている状態だと考えています。
私たちが自立することが宇宙全体の進化にどう関係しているか、それに対するいまの私の考え方です。