◎前回の続きです
◎エゴの特性を踏まえて考える
私たちは言葉や内容を、漠然とだったり、曖昧に捉えることで、意味や実際の状況や状態などを取り違えることがあります。
実際はできていないのに、できているつもりになって、勘違いしていることも少なくありません。
エゴは自分に都合よく判断しようとすることがあります。
楽して得したい、ということを以前はよく書きましたが、よくなったつもりになることで、実際に問題を解決しなくても解決したことにしておこう、ということもあります。
漠然とした取り組みでは、エゴのこうした都合のいい判断がしゃしゃり出てくることがあるため、できていなくてもできたつもりになりがちです。
そうしたエゴを野放しにしたまま、自分で自分の成長を確認することは、怠惰でサボり癖のある人に、一人だけで仕事を任せるような危うさがあります。
無意識の思い込みで行う誤魔化しもあるため、こうした誤魔化しに惑わされないためにも、具体的な考え方の変化を意識的に見ることが大事になるのです。
わかる人に聞くこともできますが、自分でできる方法をたずねてこられたので、前回はそのようにお答えしました。
◎マイペースの落とし穴
これは、エゴのチェックとコントロールのお話です。
ある程度自分でできるようになるまでは、わかる人の指導を受けていく方が効率がいいと思います。
そうした人の指導を受けると、自分に都合よくごまかせないため、エゴは嫌がります。
マイペースでやりたがる人は、そういう面があることに気づけると、自分の思い込みに気づけるかもしれません。
そこで気づいて行動を変えられたら、意識レベルを上げる取り組みが変わっていきます。
◎余談と余談の余談
アマゾンの火災のことをきっかけに出てきた話です。
あのような森林火災は毎年あるのですが、毎年繰り返されることで徐々に起きている変化というものがあり、気候変動やその他多くの事象によって、大気の酸性やアルカリ性のようななにかのバランスが変わるのだそうです。
それが一定量を超えると、自然環境内ではもちろんですが、生物の体内で起こる反応がそれまでと変わり、微生物やウイルスや細菌など、活性化するものと鎮静化するものが、それぞれ変化するそうです。
それによって、病気に罹りやすくなったり、急速に感染が拡大したり、流行ったり、新しい病気が出てくることもあれば、撲滅したかのような病気が再燃することもありそうです。
全体の変化の中で起こることなので、およそ確認のしようもないことですが、書いておきます。
ちょっとわかりづらいですが、余談の余談として。
自然との関わりの中で、地球と共に生きていくことが選択されていくことも時にあるようです。