自分にとっての幸せ
私たちはこの地球で、他者と関わり合いながら共に生きています。
それぞれに自由があり、幸せを求めて生きていても、その幸せはそれぞれに違いがあります。
気分よく感じることもあれば、不快に思うこともあります。
自分だけが幸せならそれでいいかといえば、好みもあるのが私たちなので、大事な人や好きな人がいます。
嫌いな人や興味がない人もいます。
それはごく当たり前のことです。
自分が大事に思う人が辛そうにしていたり、悲しんでいれば、心から自分の幸せを感じることはできないでしょう。
相手がいるからこそ、相手が幸せであれば、よりいっそう自分も心から幸せを感じられるようになります。
あっていいもの
好き嫌いはあってはいけない、と思い込んでいる人がいますが、それはあっていいものです。
好き嫌いがあるからこそ、好きなものを選べるのです。
嫌いなものを選んでも、気分よく過ごせるはずがありません。
自由に生きる、幸せを感じて生きる、そうした点から考えてみるといいでしょう。
お互いの自由を認めることで
世の中では、一緒に暮らしていくのならこういうルールを守りましょうね、というようなものもあるので、そこから逸脱する自分の都合だけで好き勝手やることは、周りの人が嫌がることが多いでしょうし、一緒に仲良くやっていく気はないよ、という態度にもとれます。
それが極端な場合、社会から隔離した空間で過ごすか、社会やこの世界から出ていくことを求められることもあります。
社会性を備えていけば、自分のことだけでなく、他者のことも考えられるようになっていきます。
社会性を意識しすぎて、自分を抑え込んだり出さないようになることもあります。
そのため、自分の思いと他者とのかかわりを考えながら自分が生きやすくなるためには、臨機応変にできる範囲で考えることが大事になるのです。
全部気が合う、そんな人はまずいないでしょう。
合うところもあれば、合わないところもある、というのが当たり前です。
ですから、人とは気の合うところで付き合い、合わないところでは関りを薄くし、お互いに嫌がることはしない、自由を邪魔しない、そうすることで、互いに気分がいい生き方ができるようになっていきます。