当たり障りのない生き方は
当たり前のことが当たり前にできることとは
ちがうのです
難しい細々(こまごま)したことではなく
世の中の基本的な仕組み
自らが存在する意味
そうしたことがわかるようになっていくことで
少しずつ
当たり前のことが当たり前と
わかるようになっていくのです
明晰性とはそういうことです
正しいものが正しいとわからないからこそ
いま混迷の世の中で
学びを得ながら生きているのであり
わからないことをわからないと認めることも
また
いまを生きることです
わからないものを放置するのではなく
必要であればわかろうとする
その必要性は
自由を認め
自らが出した方向性に
進むために生じること
わからないなりに自分を生きること
未熟であっても自分を生きること
それはできることなのです
生き方の中で修正を繰り返し
自らが出した方向性に近づけることが
宇宙の進化における
人のあるべき姿なのです